ROLEX デイトジャスト オーバーホール事例

ロレックスデイトジャストキャリバー1570 リファレンス1601

 

 

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今回の事例は診断の結果、オイルの質が劣化し動きが悪くなるようです。
例えば振り子状に動くテンプには専用のオイルを塗布していますが、
油が切れてくると振り幅が小さくなる等、
動きに影響が出て部品の交換にもつながります。

カレンダー周りにも損傷は見られません。

 

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テンプは、テン輪、テン真、振り座などで構成される脱進機の一部です。
歯車のような重りでバネ状の部品を正確に動かす形状です。
とても繊細な作りで、破損防止のため、一旦分解してほかの部品を
外した後にまた土台に取り付けて洗浄します。

出車は、専用の出車抜きという工具を使います。

古い時計は比較的部品が多く使われています。
その分、分解や組み立てに手間がかかります。
このモデル以降は技術が向上するに従い、
シンプルな構造になっているようです。

 

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ご利用誠にありがとうございました。

オーバーホール 基本料金42,984円(税込)